本日ハ曇りのち、快晴ナリ

身体中に風を集めてJETなDOするLIFEなう

19年前に仕掛けた10mファンサ

 

※自担のバラエティ番組での活躍に自分史を都合よく重ねるというキモいブログです、お気を付けください

 

 

2024年8月15日
櫻井・有吉THE夜会』の番組内企画で、猪狩蒼弥さんが10mの飛び込み台から飛んだ。

 

2021年2月14日
忘れもしない21年のバレンタインデー。朝起きたらHiHiJetsの3/5が飛び込み競技を題材にしたドラマ『DIVE!!』に出演されることが発表されていた。その発表された当日に書いたブログがこれ。

 

私が小学生~高校生まで挑んでいたマイナー競技と、社会人になってから応援を始めたHiHiJetsが交わる日が来た。正直「ハイハイにやってほしい!」という夢も妄想も描いたことがないほど、絶対に交わらないと思っていたものたち。ただでさえ日常の生活で「わたし飛び込み競技やってました!」なんて人に一度も出会ったことがないので、何故そこでHiHiJetsが交わることになったのかいまだに謎で仕方ない。が、そこはかとなくめっっっっっちゃくっっっっっちゃ嬉しかった。

 

と同時に「ハイハイの半分以上が飛び込みやるのに猪狩さんやらないんかーーーい!」がとんでもないギャグとして残った。正直おいしくね?と思ったし、実際ブログのオチとしてもとても綺麗だったと思う(自画自賛style)(Garry'sジュニアだもの)

 

とは言え飛び込み選手だったGarry'sジュニアは、ハイラジやHiTubeやサマパラのMCで猪狩さんが発した「飛び込み」という小さなワードを、誰よりも俊敏にキャッチしては大事に大事に胸にしまってきた。ドラマDIVE!!に出演はしないものの、主題歌『青にDIVE!!』をHiHiJetsとして歌っていただくことで飛び込み競技と(どうにか)関わっていただけたことを、オタク人生の大切な思い出として愛でていた。それだけで十分幸せだった。猪狩蒼弥さんが(都大会でも参加者ゼロの年があるほどの)マイナー競技を知ってくださっているだけで、私はこのスポーツに打ち込んだことを誇りに思っていた。それだけで十分だった。

 

時は24年(cv:優斗)

サマパラ以降アリーナ公演のセトリから落ち続けた『青にDIVE!!』が、BINGOコーナーの恩恵で何回か披露された24年。出張先の島へ友人から「来週猪狩さんが10mの飛び込みするよ」という内容の電報LINEが来た。

 

ヤバイ-Yabai-Yabaiと思いつつもまだ事実を受け入れる余裕もなく、「今日私も海にDIVE!!してたので嬉しい」という返事に困る返事しかできなかった。

※仕事終わり

 

予告を見てプールを瞬時特定し、放送日までに上がるSNSで「本当に…猪狩さんが10mにいる……らしい」と若干目を背けたい気持ちにもなりつつ(ガチならガチでどうしたらいいか分からない)「普通に危険だから飛ばないでいいよ🥺」という親人格と「でも飛ばなかったら蛙化かもしれない🥺」という選手人格、めちゃくちゃ厄介な女のまま放送当日8/15のTHE夜会を迎えた。

 

ジュニア公式Twitterに上げられたオフショットが椅子の方の写真だったのは笑った。

 

 

3年前に「猪狩さんは飛び込みやらないんだ…」とちょっぴり感じた寂しさをまさかこのタイミングで払拭できるとも思っておらず、世界中で私しか感じてない緊張感とは裏腹に番組の冒頭にそそくさと飛び込み企画が始まってしまった。更衣室からプールへ続く動線にいる猪狩蒼弥さんから浸りたいオタクには目もくれず、番組がホイホイ進んでいく(それはそう)

 

ここのプールは練習や合宿で数回、試合でも一度利用したことがある。天井が独特で「ピノキオがクジラに食われた世界みたいだ」というインパクトが残っていて、予告の2秒で場所を確信していた。

 

1m板の間にあるかかり台から猪狩蒼弥さんが飛び込みの練習をしている…

水深深いから水圧で耳やられないようにしてね…

水から出るとき台に頭ぶつけないようにね…

準備運動とストレッチちゃんとやったか…

ちゃんと飯食ってるか…

 

一時期クラブチームと一緒に練習していたDIVE!!班とは違って、たった1本のVTRのために飛び込み競技を経験される自担が心配な気持ちが大きくて疲労がすごい。ちょいちょい海人さんや本並さんを挟んでくれて助かった(記憶にはないのですが)。

 

猪狩さん越しの10mの景色が見覚えしかなくて懐かしく、その景色の一部に合成でもアクスタでもない猪狩蒼弥さんが写っていることが本当にすごい。「あのトランポリンまだあるんだ」などと視点が忙しい。よくロケ地巡りに行くと「この席に座った猪狩さんはこの視界だったんだ…」と噛みしめることがあると思うが「このプールの10mはこの視界よな、分かるぜ」という謎マウントが取れてしまう。「私も10m手すりは下手側じゃなくて上手側に寄ってた😭一緒😭」という類を見ない共感をした。

 

「一回ためらうとどんどん怖いイメージばかり浮かぶから早く飛べ」というのは常々コーチに怒られてきたので、一度恐怖で後方に下がってしまった猪狩さんは厳しいかもしれないと思った。怖がり方がリアルだった。それでも『自分が飛ぶ理由』や『飛んでも危険ではないこと(プールからはみ出ることはない等)』を自分に言い聞かせるように口に出している姿を見て、強いなと思った。高さという恐怖に余裕がなさそうでありつつも、冷静に頭で分析して言葉にして自分を動かすことができる猪狩さんはとても強い。そうやってロジカルに対応出来たら私ももう少し飛び込み競技に打ち込めたのかなとか思ったりした。

 

猪狩蒼弥さんが、富士プールの10mを飛んだ。

 

5分の制限時間ギリギリで飛んだ。フォロワーたちはバラエティしたか!?と冷静に見られていたが、私にそんな分析ができる余裕もなく。ただただ『猪狩蒼弥さんが、飛び込み競技をやった』という新たなオタク史を刻んだ歴史的瞬間に震えていた。こんな世界が来るなんて思いもしなかった。そして立ちはだかった恐怖に自分一人の力で打ち勝った猪狩蒼弥さんは、やっぱりかっこいい人だった。

 

 

 

夜会やDIVE!!を見て「私も飛べそう!」と思った人はどれぐらいいるだろう。怖いという感覚は人それぞれなので、実際飛んだら怖くなかったという人もいると思うけれども、私は映像で見ているよりはるかに実際に飛ぶ方が怖いと思っている。プールサイドから10m台を見上げた時は「なんとなく飛べそうに見える」ものの、実際に10mの台に立った時は「たとえ一瞬の落下でも無理」だと思った。下界からは想像もつかない世界が天界に広がっていた。落下、したことあるか?10mの高さから。映像で視覚を味わうことはできるが、落下という肌感覚は実際に体験する人にしか分からない。BINGO公演では1.5mぐらいの高さのスロットから落ちて登場したが、10mはビルの4階ぐらい。5分という限られた時間の中で、なお且つバラエティ番組で爪痕も残さないといけないプレッシャーもある中、本当によく踏み出したと思う。かっこいい、かっこいいよ猪狩蒼弥さん!!!!!

 

水しぶきの多さから分かるように若干の前傾姿勢で着水されているので、腹部から顔にかけて水に打って痛かったと思う。プールから上がった猪狩さんの目がうるうるしていたので、感動もあるけど痛みもありそうだな…なんて思いつつ、それでも『オレは飛んだんだ!!』という清々しさが印象的だった。そうや、蒼弥は飛んだんや。飛び方的には「飛んでいるのではない。落ちているだけだ、かっこつけてな」というバズライトイヤーの言葉がよぎるが、10mの高さから自分で踏み出して飛んだんだ。超かっこいい。

 

飛ばない方が絶対に安全なバンジージャンプをわざわざ飛んだのと同じ。

走らない方が絶対に疲れないフルマラソンにわざわざ挑戦したのと同じ。

わざわざトライして越えたからこその達成感や経験や自信は間違いなくあるはずなので、どうかこの先も胸を張ってアイドル界を生きてほしい私が言うまででもないのだけれども。

 

 

とんでもないパフォーマンスを見せられた高揚感の中、自宅の押し入れをガサ入れした。

 

見つけたのは飛び込みの練習内容を記した手書きのノートだ。どんな陸トレをして、どんな技を飛んでどんなコーチングを受けたのかを記したもの。これを小学生~高校生までつけていて我ながらマメである。

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ノートをパラパラめくっていて、今回猪狩さんが飛んだ静岡県の富士プールで初めて練習した日を見つけることができた。

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2005年6月11日。当時は神奈川に住んでいたので1泊2日の静岡遠征で練習していた週末のこと(※数少ない飛び込みプールを求めて練習遠征するのは日常だった)、ちゃんと10mから飛んだ旨も書かれていて当時の私デキジュすぎる。

 

自分に都合の良い解釈をしよう。小学6年生のとき初めて飛んだ富士プールの10m台から、今日猪狩蒼弥さんも同じく飛んだ。小6から伏線を敷いた19年越しのファンサを貰った気分だ。

 

富士プールの10mから飛んだことあるGarry'sジュニアいるか?????いやいやゴメンいたとしたら絶対に名乗り出てほしいよ。

 

 

猪狩さんが10mを飛んですぐ、猪狩担のお友だちが連絡をくれた。

「この日のために長い時間プールと向き合ってきたんだと思って、同じ10mを感じれておめでとうの気持ちで溢れてます」

と送ってくれて、噛みしめて泣いた。

 

もちろん第一に猪狩蒼弥さんがバラエティ番組で活躍してくれて嬉しいし、番組企画的には勝てなかったのかもしれないが本当に飛んだことが超かっこいい。偉いとさえ言いたくなってしまう。

 

がしかしキモさ承知で申し上げると『猪狩蒼弥さんがついに飛び込み競技をやってくれた』ということが、最前ゼロズレ周り同担皆無と同じレベルで独占的な嬉しさがある。嬉しすぎて放送後朝4時までこのブログを書いてる高揚感だ。「猪狩さん10m飛ぶっぽいよ」という連絡を受けてから1週間、なるべく考えないように放送時間を迎えたがしっかり飛んでくれて幸せ極まりない。まったく眠たくない。

 

飛び込み競技に打ち込んだ期間、Garry'sジュニアとしても全く無駄じゃなかった。肯定してくれてありがとう。

 

 

という、めちゃくちゃ都合よくキモ解釈した傲慢2024年8月15日ブログでした。猪狩さん一切の恋愛感情なしで愛してるよー!!!!!