本日ハ曇りのち、快晴ナリ

身体中に風を集めてJETなDOするLIFEなう

ヒグマに遭遇したら運気が上がった話

 

北海道で人間の次に怖いもの、それはヒグマだ。(たぶん)

 

 

「山に近づかなければ問題ない」という話ではなく、全然町中にも出没するし、今年の春に日本中に知れ渡った人喰いグマは、私が3月にワカサギ釣りをした場所に現れた。

洗濯バサミは各界で有能

 

ジャニーズ御用達の真駒内アイスアリーナ付近も例外ではなく、あそこは山と山の間にある会場なのでちょうどクマの通り道だそうだ。

 

北海道のクマ出没注意看板はただの脅しではなく、マジで遭遇する可能性がある。しかもデカくて到底敵わないヤツに。

たまにポップすぎるやつもある

 

とは言え、これまで3回の長期滞在の中で「ヒグマに会ったことがある」という道民の方が圧倒的に少ない。言うて私も生涯遭遇しないものだと思っていたし、都内でジュニアに遭遇する方が容易いと思っていた。

 

 

しかしそれを見事に覆し、私、うっかり遭遇してしまった。

 

ヒグマ、いた。

 

会った。

 

 

こうして文字にしているので大事には至らず、なんなら遭遇してしまう中で最高のコンディションであったとは思う。今回は明るいテンションで話を進めるが、決して薦められるものではなく、ヒグマに遭遇しないよう努めることが最善の策であることは忠告申し上げたい。

 

それを踏まえた上で、神様に会ったかもしれないお話を書きます。

 

スケジュールがギャグ

まずこの時のスケジュールが「おい、お前やってんな!(HiHiラジオコーナー名)」状態だった。

(月) 東京で少年収(21時終了)

(火) 7時の✈️で北海道→講演会→道北1泊

(水) 急用のため13時の✈で東京戻る→自宅1泊

(木) 8時の✈で北海道戻る→札幌で用事

(金) 仕事→この4日間を題材に呑み会

(土) 稚内

 

東京→北海道→東京→北海道を4日間で繰り広げ、『戻る』の正しい方向が狂った。まぁしかしオタクをしていたら発生しがちな行程ではあるし、なんならイキイキするし、いつもより元気だった。

 

そんな中、どのタイミングで遭遇したかと言うと、

(月) 東京で少年収(21時終了)

(火) 7時の✈で北海道→講演会→ヒグマ→道北1泊

(水) 急用のため13時の✈で東京戻る→自宅1泊

(木) 8時の✈で北海道戻る→札幌で用事

(金) 仕事→この4日間を題材に呑み会

(土) 稚内

 

ドピークに忙しい時だった。

 

NHKホールで猪狩くんを見た翌日に野生のヒグマを見たGarry's Jr.は、なかなかいないのではないだろうか。いや、そうであってほしい。マウントとか独占とかではなく、単純に安全面的に。

 

遭遇レポ

もちろん狙って遭遇した訳ではない。好きで北海道に通っている上にアウトドアが好きなので『ヒグマの講演会』に参加し、生態や恐ろしさ、遭わない為の策などは少々頭に入れていた。普通の国民よりは遭遇確率は高かったとは思うが『ヒグマに遭わないこと』を生涯の目標に掲げて、お気持ち表明ツイートもしていた。

 

 

しかしまさかこの翌日に大遭遇してしまい、とんだ前振りになってしまった。

 

 

当日は東京から朝一の便で北海道に入り、レンタカーを借りて講演会の会場へ向かった。無事に講演を終えてホッとした頃、今回は車があるからとドライブがてら隣町のワークスペースへ行ってみた。本当は冬にワカサギ釣りをした湖へ行き、氷が溶けて湖になった様子を見てみたいと思ったが、人喰いヒグマの影響もあり近づくのは控えて違う町を選んだのだが。

全面凍結した湖(の上のエロハン)

 

その、ヒグマを避けて選んだはずの町でヒグマに遭遇してしまった。とことんギャグに見舞われている。

 

ワークスペースで作業を終えたのが17時頃。観光案内所で町の夕陽スポットを聞いたら10分程度とのことで、サクッと行くことにした。サクッと。

 

丘の上の方だったので、グネグネな道を華麗なハンドル捌きで上昇して行き、「おそらくここだろうな」という開けた場所に出た。

お分かりいただけただろうか?

 

北海道のドライブ道中は「ヒグマが出てくるかもしれない」と頭の片隅で思いながら走行しているので、「クマ!?あっ切り株だったわ~」と常に黒い塊にビビっている。写真右下の黒い塊も、いつものノリで切り株だと思っていた。

 

ついにその黒い塊が、ヒグマだったのだ。

 

それなりに距離があるものの、明らかに動いていた。動いている。紛れもなく生命体だ。

 

まだ車からは降りていない。トヨタという機動性のある金属に覆われた状態でも、一瞬で嫌な汗をかいた。

 

正直、夕陽どころではない。なんなら沈む瞬間は雲に隠れて見えなくて、夕陽のコンディションは良くなかった。のに、ヒグマは見えたとは何事か。

 

心なしかボディが小さく感じたので、子グマである可能性もあり、かなり慎重に辺りを見渡した。ママグマに敵と認知されたら私、BOOOOOST!!* に行けなくなってしまう。

*BOOOOOST!!  HiHiJetsのアリーナツアーのこと

 

少し観察をした。

まずは相手に私の存在を知らせるため、流していた音楽の音量を上げた。ヒグマ被害の多くは、突然人間に遭遇し、驚いた反動で襲われるパターンが多いことを思い出したため「私ここにいます!」と、マイルドめなファンサ厨になって出欠確認を促した。クマは頭がいい動物なので、すぐに認知してもらえた。遠巻きでも目が合う感覚が分かった。(昨日の少年収の猪狩さんより確実に目線がきた)

 

ここで、私の存在が分かった上でも襲って来ない・向かって来ないことが分かった。近付くなどの刺激を与えなければ、私はBOOOOOST!!に行かれそうだ。と同時に「こんなチャンス二度とないかもしれない」と思った。

  • 見渡しのいい開けた場所
  • そこそこ距離が取れている
  • 車に乗っている
  • 相手に存在を気付かれている
  • いつでもBOOOOOST!!(アクセル全開で出発)できる
  • 駐車していても迷惑ではない場所

 

遭遇してしまう最高のコンディションであると思い、ガサゴソとスーツケースから取り出した。

北海道の必需品

野生動物の宝庫なので、北海道に来る際は必ず双眼鏡を持ち歩いている。野鳥ならず野熊の会を細心の注意を払いながら開催した。

 

 

ぶっちゃけ、クマ、

 

非常に可愛い。

8倍双眼鏡+iPhoneSEの力技

 

まず、シルエットがマジでダッフィー。お顔に小さな耳がピョコンと2つ、ちょっと怖いことがいい反動になり萌えハゲ散らかしていた。すごく可愛い。こりゃ世界中にクマのキャラクターが生まれるのも納得だ。

 

私の存在を知りつつも、こちらに向かってくることもなく、原っぱで1人で遊んでいた。

 

可愛いいいい🐻

 

はぁ可愛い...という良い気持ちのままこの状況を終えられるよう、3分だけ観察してその場をゆっくり離れた。めちゃくちゃ気持ちは高揚している。

8倍双眼鏡+iPhoneSEの力技

 

 

そんな中流れてきた曲がキンプリの『Hello!!!ハルイロ 』で、「ハロー春色...... 冬眠明けた春グマにハローってコトォォ!?!?」と1人で盛り上がっていた。

 

 

ここでやらなくてはいけないこと、それは目撃情報の共有だ。「特に向かってくることもなく草原で遊んでいたそうです」と言ってもらわなくちゃ。

 

先述の通りてんやわんやスケジュールの序盤だったので、時間的な余裕はない中で『ヒグマ出没の報告』をする作業が生まれてしまった。しかし110番レベルの危険な状況でもなければ民家が近い訳でもなく、駐在所に行ってみたけれども閉所後の時間だった。とりあえず現地の顔が広いおいたんに連絡した。

素晴らしい遭遇とはw



プラベルートで報告をするついでに、Google先生で距離を測ってみた。

貴方と私の距離を測れるGoogle Map

 

たった200m。

あっという間に詰められてしまう距離なので、自分では十分距離を取ったと思っていても全然近かったなと。改めて野生動物との接触は避けていきたいと強く思った。

そうやちゃんアレが野生のヒグマだぉ...

 

 

ヒグマに遭遇したら運気が上がった話

正しく恐れるべき存在であるヒグマ。死亡被害も出て恐怖の対象ではある一方で、アイヌ文化の中ではカムイ(神)もしくはキムンカムイ(山の神)と呼ばれていた。人間に皮や肉を与え、命を繋ぐ存在として。

 

昨年の無料公開期間中に、ゴールデンカムイ全話を3日で読み切った私にも『ヒグマ=神様』という認識が頭の片隅に残っていた。

 

確かにヒグマに遭遇して以降、運気が変わったと感じる場面がいくつかあった。

 

交通費を大幅カットできた

東京→北海道→東京→北海道を4日間で繰り広げた結果、交通費がフィーバーした。しかも滞在先が札幌や旭川といった都市ではないので、北海道に着いてからの交通費も5,000円近く必要だった。

しかし偶然シェアハウスメイトが札幌出張中で、タイミングもバッチリで拾ってもらえたので、札幌→滞在先までの交通費3,500円がまず浮いた。

 

鹿肉を大量にいただいた

ハイラジで鹿肉エピソードが読まれたご縁と、宗谷で講演会をしたご縁から、この鹿肉直売所の方と連絡を取っていて。今回ようやくご挨拶に伺ったら、引くほど大量の鹿肉をいただいてしまい、シェアハウスで鹿肉パーティーを開催した。

ローストビーフヒレカツ

脂身がなくてヘルシーな鹿肉、様々なエピソード含めてますます好きになっている。

 

ローカルラジオに出演した

シェアハウスのオーナーがローカル局に1時間のラジオ番組を持っていて、ゲストとして呼んでもらった。「好きな曲が3曲流せるよ~」と大喜利を投げかけられたが、一般人が流せるHiHiJetsの音源がまだない!!!!!3年前にラジオ出演した時もHiHiの音源がないことを嘆いていた)

 

知り合いなので事前に許可を取って、なかなかできそうにない撮影をさせてもらった。

地方ならではの経験

シャッターの方が多いローカル商店街で、「HiHiJets」「猪狩蒼弥」という固有名詞がたくさん流れていたはずだ。

 

因みにリクエスト曲3曲は、

  1. 曇りのち、快晴 / 矢野健太starring Satoshi Ohno
    (ラジオ出演の恒例曲)
  2. 痔持ち一代 / ケツメイシ
    (猪狩さんがラップ始めるキッカケの曲)
  3. Can do! Can go! / V6
    (ジュニアだから曲ないねんアピール)

 

HiHiJetsがデビューしたらまた呼んでもらうよう頼んでおいた。

 

そうや号に売り子として乗車した

正直この出来事が一番ビックリというか、運を感じたというか。「ソウヤと名の付く観光列車が走るから乗らなきゃ」という動機で道北に通うこと早4年、今年も花たびそうや号に乗車した。

コロナ禍の規制も緩和される中、今年は花たびそうや号の中でボランティアの方が車内販売を行っていた。鉄道界隈に行くと私のレベルで陽キャであり、コミュ力(りょく)モンスターなので、ボランティアスタッフさんたちと道中ずっとお話しをしていた。

そんな中で「来週ボランティアとして乗る?」と言われて、「あ、え、乗ります」と動揺しつつも即答した。

 

すごくない?好きで通っていた電車に、売り子として乗ることになったんだよ。

 

稚内まで向かう特急そうやも『業務証明証』という特別な乗車証で移動できて、稚内旭川までの全区間・6時間を車内販売ボランティアとして乗車させてもらった。

背中にSOYAを掲げながら

 

去年仲良くなった鉄オタおいたんが山形新幹線の売り子のオタクで(世界が濃すぎるw)、「売り子デビューするなら」とわざわざ乗りに来てくれたり、滞在先でお世話になっている方々も駅まで見に来てくれた。

車内アナウンスまで担当しまして...

 

ヒ... ヒグマパワー恐ろしいすぎる...

 

みむりんからファンサもらった

妹が。エンジョイ勢で参戦したスプパラ初日、立ち位置も構成も何も分からない状態で見やすそうなポジションを取ったらお立ち台が激近で、妹がみむりんからファンサをもらっていた。その後みむりん団扇を作っていたことを、お姉ちゃんは公表してしまう。みむりん可愛かった。

 

交通事故未遂で済んだ

BOOOOOST!!宮城公演当日のこと。真隣りの車が突然車線変更してきて、危うくCRUSHだった。もう。相手が100悪いにせよ、事情聴取などツアー初日にやっていたのかと思うと恐ろしい...。宮城と交通の相性が良くないので、来年以降のグランディ公演も気をつけていきたい所存。

 

初めての銀テが取れた

今年のアリツ『BOOOOOST!!』で、HiHiJets初めての銀テープが宙を舞った。ただの銀テープではない。しっかりと『HiHi Jets Arena Tour 2023 BOOOOOST!!』と印字されたオリジナルの銀テープだった。その初日に運良く自分で取れる席に入ることができたのだ。HiHiJets的にも私的にも初めてのモノを、自分の手で手に入れることができた。終演後に改めて「HiHiJetsアリーナツアーって書いてある...」とシクシク噛み締めた。

 

おハイさん、アリーナツアーができるようになったんだなって。

 

わっしょいも当選した

あまりこの手のことは言いたくないのだが、ヒグマに遭ってから運気が上がったよ~という目線で言わせてもらうと。BOOOOOST!!当たって、わっしょいCAMPも当選したんですよ、自名義...

 

さすがに怖くなってきたので、なんとかしなきゃと保険と住民税を一括全納した。日本国民として1年間生きるぞ。(グッ)

 

 

BOOOOOST!!後のギャグ

少年収の翌日に北海道でヒグマに遭遇したら運気が上がったよ~という趣旨のブログでしたが、最後にまたギャグを更新したので聞いてください。

 

大興奮だった宮城公演の翌日、「そういえば行ったことがないな~」と思って山形県に遊びに行きましたら、

 

野生のサルに遭遇しました。

 

ここ最近のHiHiJetsの翌日に野生動物に遭うルーティン何なの!?!?

 

どうせならモモンガとか可愛いくて安全な子に会いたいのだけれども、京セラの翌日はさすがに難しいかな。

 

 

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という感じでまあ、HiHiJetsを応援しながらてんやわんやなライフを送っています。HiHiJetsに出会ってから確実に心豊かな生活になっているので、最後にご挨拶させてもらいます。

 

 

 

猪狩蒼弥さん、ジャニーズ入所10周年おめでとうございます。

 

そして、ありがとうございます。

 

 

HiHiJets・猪狩蒼弥さん応援そのものがエンターテインメントで、すこぶる楽しいよ。風邪など引かないようにね。

 

2023/6/28