少年たち全59公演、大変お疲れさまでした。
今年は初の地方公演あり、たくさんの誕生日公演あり、心身にダメージある大事変まで起こった中で、一度も止まることなく公演が続いた。まずステージに立ち続けてくれたことに大きな感謝を伝えたい、本当にありがとうございました。そして本当にお疲れさま。
気付けば舞台での遠征は私も初だったので、初の地方観劇の記録を数字で残そう。
少年たち ~その費用を計算して~
背景
ということで費用を計算しつつ『遠征×リモートワーク』の可能性を探っていこう。
スケジュール
9泊10日の滞在スケジュールはこちら。
御園座前半1泊
↓
京都で4泊
↓
御園座後半4泊
観劇予定が前半と後半で4日あいており、ずっと名古屋も飽きるしせっかく東海にいるから少し移動しようと思った。しかし泊まりたい環境のホテルが愛知県内にも、隣の岐阜にも三重にも、そのまた隣の滋賀にも見つけられず、
そうだ、京都いこう。
に至ったのだ。仕事しつつの4泊の滞在となると宿探しは慎重。そんなホテルの優先ポイントが分かったことも、今回の遠征での経験値となった。
ちなみにこの9泊遠征が終わっても自宅には帰らず、埼玉で5泊を挟んだ。自宅に戻ったのは少年たち遠征に出発してから2週間後のことで、帰宅の目的は『ラスト親知らずの抜歯』だった。
支出内訳
支出の分類を7つの項目に分けた。
今回はクーポンやらポイントをガツガツ使ったので、まずはそれらを含まず定価のみで見るとこうだ。
※チケット代はプライスレス
クーポンなどの大活用
今回使用したクーポンやポイント類はこちら
・シャチ泊 -5,000円
・全国旅支援 -19,237円
・全国旅支援クーポン -22,000円
・楽天ポイント -3,846円
・ヨドバシポイント -646円
シャチ泊は名古屋限定・期間限定の宿泊割引で、5,000円安くなった。
一番大きな割引額だったのは、全国旅支援。9泊全部に40%の割引が適用され、シャチ泊との併用も可能。且つ、お買い物クーポンが別途支給され、9泊した私は22,000円ものクーポンをもらった。
急に22,000円使っていいよと言われてみ。
ストレスだし、むしろ出費増えるから。
なんか無駄な買い物が増えるし、対象店舗調べに時間使うし、この先も持ち運べる物だとか、別にメルカリでいいや~な物とか、散財慣れしていない民は頭もフル回転でむしろストレス。急に貰うなら3,000円ぐらいがいいのかもしれない。
その他クーポン不足分にヨドバシポイントを使用したり、宿泊費に3,000円分の楽天ポイントを充てるなどした。
それでは、クーポン適用後の実費を見ていこう。
9泊の実費【合計金額】
9泊10日の少年たち遠征(間で京都行く)の合計金額がこちら。
合計 52,923円
9泊して5万円ちょい、そこそこ安く済んだ気がする。全国旅支援など理解にそれなりの時間を食ったが、結果半額近い割引になったので大いに満足。
以下、項目ごとの解説。
交通費 14,420円
まず、東京ー名古屋ー京都のいずれも新幹線は不使用。東京ー名古屋間は3列シートの高速バスを利用し、名古屋ー京都はJRの鈍行でどんぶらこ~と行った。無類の移動好き・安いプランに燃えるタイプ・車内でPC作業ができる強靭な三半規管などから、時間よりも安さ優先で移動。新幹線だと味気なく辿り着いてしまうので「オレは京都に辿り着いたぞ感」を味わうには、敢えて3回の乗り換えなど楽しんだ。移動フェチ。
これは岐阜の駅で乗り換えしくった記念。
橋本涼さんの如く私も海外旅行級の量と重さだったので(酒や無洗米持参)、地下鉄2本乗るなら35分歩いた方が楽みたいな装備のため、その辺の細かい交通費も浮いた。
250円の割引は、京都のチケットショップで回数券を購入できた功績だ。京都ー岐阜で1,920円、数字的にも好きだった。(猪狩さん誕生日9月20日)
宿泊費 25,233円
全国旅支援のおかげで9泊全て40%の割引が適用。その他5,000円のシャチ泊(名古屋宿泊割引)と楽天ポイントも使用したことで、1泊あたり3,000円ちょいの計算になった。どこも仕事できる環境が整っていて、4泊は朝食付きだったので、コワーキングスペース代や食費も含むと思うともう少し安く感じる。満足。
食費 10,389円
飲みに行ったのは2回と、高級料理・ひつまぶしも食べられた。このクーポンがなかったら絶対食べていないと思うので、いいタイミングで愛知公演やってくれてありがとう。
10日間すべて外食はかなり面倒なので、京都の4泊は共有キッチン付きの宿を選び、尚且つ近くに業務スーパーがあった。調子乗って買ってしまった冷凍インゲンの消費に追われるなど、こんなことも楽しくなる旅先マジック。
日用品 1,724円
クーポンの戦略に乗った感じで、いつか欲しいと思っていたカメラ周辺機材やら、高機能インナーなどを購入した。使えるお店は都道府県ごとに異なる中、愛知と京都はヨドバシカメラや百貨店、ユニクロでも使えて助かった。
きょも担へのお土産にストのシングル買ったらオモロアイテム付いてきて京都タワーとの相性がバッチリ。
ランドリー 600円
9泊のうちランドリーの使用は1回だけ。今回はそれなりに服を持ち込み・捨てる作戦だった。インナー類は手洗いして、部屋に干すバックパッカースタイル。
エロハンをハンガーとして使い(濡れていない物に限る)、裸の少年ハチマキは洗濯ロープとして活きた。
観光代 0円
答えは簡単、観光してない。
お土産代 557円
答えは簡単、友だちだいたい愛知来てるしそもそも人脈少ない。
以上、費用の内訳でした。
東京から名古屋という交通網が発達した近距離とは言え、9泊10日を5万ちょいで過ごせるなら今後も気軽に『遠征×リモートワーク』ができそうな気がした。且つ働いて利益を生み、観光する時間がなくて支出を抑えたので、結局黒字な観劇遠征だった。
現場に合わせて2泊で帰宅するより、仕事持ち込んで1週間滞在した方が捗ったりするのかもしれない。
長期滞在ホテルの優先順位
9泊となると旅行というより生活要素が大きくなるので、ホテルを選ぶ際の優先順位はこうなった。
- リモートワークに適した環境がある
- 朝食付き or キッチンがある
- ランドリーがある
- 干すスペースがある
- 有線LANがある
- 荷物を置くスペースがある
- 電子レンジが自由に使える
寝るよりも仕事する時間が長くなるので『自室でPCを広げられる十分なデスクや椅子がある』、もしくは『別途ワークスペースを設けている』宿ばかり選んだ。有線LANや外部モニターが使えると尚良し。
10日間すべて外食は気が滅入るので、今回は朝食付きのビジホと共有キッチン付きの宿に泊まった。現地のスーパーを巡ることも楽しく、ヨドバシカメラ京都の地下にある『ロピア』がお気に入りだ。ビジホでも電子レンジが自由に使えると選択肢は広がる。いちいちスタッフさんに頼んで温めてもらうタイプのホテルは、こちらのメンタルがもたない。
衣食住の衣部分にあたる、ランドリー問題。洗濯と乾燥が別々の機械だと1往復増えるので、もう挫けてしまう。洗濯が面倒な環境に行くと渋っていた服が捨てられるので、断捨離効果はある。少量でコインランドリーに行くぐらいなら、細かい物だけ手洗いして部屋に干す方が楽だ。乾燥含めて1回600円ぐらいが相場なので、頻度が増えればそれなりな金額にもなってしまう。面倒くさGarryを発揮した結果、9泊で1回しかランドリーに行かないという数字を叩き出した。よって干し場を求めたなと。
遠征とリモートワークの両立は可能か?
今現在、東京大学学院生の『他拠点生活に関する研究』に協力しているので、実は実験を兼ねた遠征でもあった。検証結果を述べると私は、
遠征しつつリモートワークの両立はできる
と感じた。
- 仕事ができる環境さえしっかり準備できれば、遠征先にいることなど忘れるし、なんなら京都で一歩も外に出ない日があった。作間さんが「京都は住める」と言っていたが、私も京都は住みやすいように感じた。(移住となるとまた別の話だが)
- そもそも舞台の時間まで仕事するなどは、東京でやっていることと変わりはなかった。一歩外に出たら名古屋なだけで。
- 自分に現場がない日でもオタクとご飯に行けた。現地にいるだけで楽しいが増えたので、長く滞在して良かったと感じることの方が多かった。
- 酔わないので電車でもバスでも余裕でエクセルを叩ける。長時間の移動時間も有効に活用が可能。なんならPCが先に力尽きる。
- 頻繁なホテル移動はストレスなので、ミニマムで4泊の滞在かなと思った。4泊以上する場合は清掃が一度必要という宿も多いので、その辺の見極めも重要。
- もう何度も訪れているので、京都も名古屋も観光が不要だった。この点も仕事を持ち込む上で大きかったと思う。
京都の思い出
インバウンド勢が増えていたので海外でリモートワークしているようだった。mac勢が多い中、ゲーミングPCのワーカーを見つけると「Hi brother!」みたいな雰囲気を感じた(感じただけ)。「みんなで夕飯作ろ!」という日本人宿より、全員が全員個人プレーのこのような宿の方が私には合う。
ほぼ宿にこもって仕事していたが、ワークスペースが確保されていれば個人スペースなんてこれだけで十分だった。南座にも近いので是非また泊まりたい『The Millennials 京都』
観光こそしなかったが、京都の友だち2人に会えてご飯に行けたので京都に来てよかった。
名古屋の思い出
そもそもの目的は観劇だったので少年たちを無事に見られただけで万々歳だが、近くに泊まったおかげで6時前から撮影に行くことができた。
電車に乗って唯一のおでかけは、蒼弥担と名古屋のソーヤ。
総括
- もともと長期滞在やシェアハウス暮らしをしてきた方なので「遠征とリモートワークのコンボは出来る」と感じた。ただ今回は舞台の観劇だったので、より荷物が増えるライブ遠征はまた別途検証が必要だと思うが、ひとまず一歩ZENSHINした。早く全国アリーナツアー発表してくれていいですよ。
- クーポンの使い切りにかなり振り回されたので「相殺したら実質無料!」みたいなプランの利用はもう少し考えようと思った。名古屋のヨドバシカメラに滞在しすぎて「まんなか通るは東山線♪」が頭から離れなくなった。
- 普通に考えたら名古屋ー京都って近くないのだけど。一回遠出してしまうと感覚が狂って、「JRで2時間半なら近いわ」みたいな感覚に陥った。京都から名古屋も全然"遠征"の距離だけど、この辺のリミッターを壊したので今後の選択肢が広がったと思う。
- どこかのホテルのシャンプーが合ったのか遠征中まれに見るツヤ髪だったが、埼玉の5泊で元に戻った。これは東海以西の水が合ったのか、猪狩さん効果かもしれない。こんな変化も感じられて楽しかった。
それでは最後に、『世界一の髪型』と勝手に名付けた金髪猪狩さんホントにホントにホントにホントにホントにぶっ刺ささるので見てください。9泊10日かけて見に行ったハイライトです。
あとこの動画でしか感じられない感情がある。
以上、「少年たち あの空を見上げて」お疲れさまでした!