ジャニオタであることは比較的バラしてきたタイプだ。
この度、今年から働き始めた新しい職場でもジャニオタをオープンにしてみた。その公開の機会が、会長主催のプレゼンテーション大会だった。こんな大事にするつもりでは無かったが、プレゼンの過程でどうしても必要な暴露だった為に、今までで一番大掛かりな公開となってしまった。
社内プレゼン大会概要
うちは社員30名以下のスタートアップ企業で、今回のプレゼン大会内容は『弊社広報に資するYouTube動画の制作企画案』だった。社員全員に応募資格があり、優勝者・2位・3位まで会長ポケットマネーによる賞金が出された。
賞金はもちろんだが、私は1月入社の新人なのでやる気を示せる良い機会だった。大会の概要が発表されてから3ヶ月、プレゼン発表の用意期間は1週間ほど。同時に世間がstay homeとなったことで、プレゼンを用意する時間がたらふくあった。
企画案としてアクスタを提案した
会社の動画チャンネル案として、私はこの企画案を発表した。
「弊社の公式アクスタを製作し、社員皆様にアクスタ込みの写真を撮影してもらう。それらを繋げた動画を月毎で更新し、今月の社員の日常的なチャンネルを開設する」
私はソウヤアクスタ専用のインスタ垢を持っているほど、アクスタにハマっている。本当はこれ以上にYouTubeチャンネルを作ったりと、クリエイティブなことに走りたいのだが、何せ肖像権が立ちはだかる。そんな不満から爆誕したのが、「弊社商品の公式アクスタ作っちゃえば、私も公式にクリエイト出来るな💡」だったわけだ。
ぶっちゃけ自信のある企画だった。 コストもかからず、大掛かりなロケも不要、そして社内の全員で取り組める『ワンチームでコスパ神企画』という天才的な企画だと過大評価していた。何より私が普段から楽しく取り組んでいること(趣味)をそのまま会社用にシフトするだけだったので、100%私原産・何でも聞いてくれ全部答えられるぞムテキ状態だった。
しかしこの動画案を発表するにあたり、避けては通れない過程があった。①アクスタを一般向けに説明すること ②私がジャニオタだったが故にこの案が産まれたこと この2つの発表がマストであった。 たぶん普通の生活をしていたらアクスタには出会わない。
プレゼンは4月中旬、終日リモート月間だったのでプレゼン大会もオンライン上で行われた。プレゼン後に聴衆と顔を合わさなくて良いという点は、オンラインの良い点だった。もうプレゼンの前後で私は違う人になってしまうのだから、ジャニオタレッテル貼った直後の気まずさを1ヶ月以上感じなくて済むのはありがたい。
プレゼンの参加者は8名、企画は13案エントリーされた。発表順はアプリで決められ、私はオオトリになってしまった。コレ要するにだ、このプレゼン大会は「ジャニオタによるアクスタ活用案」で締められることが決まった。ひとり変な汗をかいたが、何か最高のステージが用意されたなとワクワクする気持ち(半ヤケクソ)もあった。
ジャニオタをバラした瞬間
学校でも就職先でも旅先でも、相手が一般人であろうがなかろうが、その人とより濃い関係を築こうとした時ほど、私がジャニオタであることは言ってきた。個人的には、公開したことによりプラスに得られたことの方が多かったように感じている。
バイト先で思わぬ関係者が見つかったり、何百人もいるダイバーの中で「おおのくん」と呼ばれ覚えてもらったり、社長の奥様に涙ちょちょぎれる誕生日ケーキを用意して頂いたり、
メキシコを一緒に観光したドイツ人に私と嵐を覚えてもらったりした。
実はジャニオタであることを全面に出して無料留学を獲得したこともあるほど、オタクというアイデンティティは私の人生で大切な一部だ。
このように今までもジャニオタ公開経験があったので、それほど抵抗があったわけではない。がしかし今回は「全社員・社長・会長が視聴するプレゼン大会での大公開」という特殊な環境だった。こんなに大々的になってしまい笑うほかなかった。
プレゼン当日。最近人と話していない故に呂律の心配があり、6時起きでプレゼンの練習をした。決戦は昼から始まり、他の方の発表を見ては「この人こんなに面白い人なのか」と分かったりして、コミュニケーションという面でも社内プレゼン大会の役割の大きさを感じた。
そしてオオトリの私、ジャニオタをバラした瞬間のパワポ資料がこちらだ。
@tos オタバレの瞬間(オンラインプレゼン大会ver.) pic.twitter.com/WdUkwG8mrT
— りっぽん🏞 (@847captain) 2020年5月6日
オンライン画面のチャット欄には草が生え並び、プレゼンを中断させるほどの大爆笑をさらった。画面越しだが空気が一気に変わり、なんかもうこの時点で「勝った」と感じた。
ほぼ話したことない社員から草7個もらったら勝ちだろ!!!
結果はどうであれ、会場を騒然とさせられた快感で、私はこのプレゼンをやって良かったなと思った。ジャニオタ公開をしてから「アクスタとは何ぞや」を説明し、やっと企画内容を発表した。
アクスタの楽しさを動画にまとめた
プレゼンのテーマが「弊社PR動画の企画案」だったので、時間のあるオタクは「実際に参考動画を作って発表しよう」に至った。中途半端な恥が一番恥ずかしいので、こうなったら振り切って全力で挑むゼ私。
入社してから動画編集を任されることもあったが、自分の好きなことで動画を作れる楽しさに気が付いてしまった。動画の構成を考えること、あの写真を使おう、曲はアレにしよう、このテンプレートを使おう等、次から次へとやりたいことが浮かび「寝ないで作業したい!」感覚に陥ったのは久しぶりだった。私の・私による・私のための動画制作は、とても楽しかった。今までGIMPユーザーだったがこれを機にフォトショも始め、商品アクスタのイメージ図も作り出した。本当にこの期間はクリエイティブに冴えていた。相葉ちゃんの言葉を借りれば「オレ生きてるー!」って感じ。
そしてプレゼンの中で、製作した1分間の参考動画を披露した。プレゼン発表者で、実際に動画を製作していたのは私(暇人)だけだった。公式動画チャンネルでやりたいことと題し「アクスタを撮る楽しさ」を動画で流した。
効果はバツグンだった。
この「強いwww」とコメントをくれたのが、うちの代表取締役だ。もう私勝ったわ。
#アクスタのある生活 として作り変えた
動画内には、フォトショで制作した弊社商品のアクスタなんかも盛り込んだので、実際に発表した動画資料はここには曝せない。ということで、引き続き暇な私は一般向けに動画を若干作り変えた。「アクスタというグッズはココが良い!」という大枠は変わっていない。
@tos アクスタの楽しいところtop5 pic.twitter.com/lNLtu1PJJ0
— りっぽん🏞 (@847captain) 2020年5月6日
こんだけ猪狩くんてんこ盛りでお届けしたので、もちろん弊社社員にも猪狩くんを覚えてもらえる機会になった。だがしかし、やらかした点がある。資料作成時は特に意識をしていなかったのだが、今まで呼んだことも無い「ソウヤちゃん」表記をしていた。チャット欄で猪狩くんを覚えたと言ってもらえて嬉しかったのだが、「ソウヤちゃん覚えました!」などと書かれてしまった。
私、単なるジャニオタに留まらず「年下おとこのこアイドルを”ちゃん付け”してるヤバい奴」というレッテルを自ら貼ってしまった。だけでもなく、
会社では猪狩くんを「ソウヤちゃん」呼びに改めないといけなくなった。
リモート期間、ちょっと伸びてほしい。
プレゼン大会結果
私のプレゼンを終えて、社長からの第一声は「初めに企画書を見た時は”ソウヤって誰だよ”って思ったんですけどw」というド正論だった。オオトリで爆弾を落とし聴衆を惑わした中で、投票が行われた。
13個の企画が出された中で私のアクスタ企画、
2位だった。
ジャニオタ、見事ランクインで賞金を手にした。
優勝まであと一歩及ばなかったが、こんなにもゴリッゴリにオタクを全面に出してしまったので、1位なら1位でなんか申し訳なく思ったかもしれない(今更)。2位、ちょうど良かった。
そして大事なことは、賞金とか順位では無かった。
入社したタイミングでプレゼン大会の開催が決まって、私にも参加権があって、企画を考えることは楽しかった。結局思い付いたのはシャワーを浴びている時で、猪狩くんが作詞する時とだいたい一緒やんけ!とニヤニヤしたり。
参照動画↓
パワポのスライド制作、動画の制作、フォトショを使ったイメージ画制作など、新しく出来ることが増えた。用意し込んだプレゼンでやっと本来の自分をさらけ出し、今まで絡んだことも無いような社員から「w」をめちゃくちゃもらった。なんかこのプレゼンに費やした時間と、得られた評価というか爆笑が、すこぶる気持ち良かった。総じて楽しかった。
リモート期間ではあるけれど、会社に一歩溶け込むことが出来たかなと思う。(か、ソウヤちゃん呼びする浮いた存在になるか)
はいということで、ジャニオタが社内プレゼン大会でアクスタをゴリ押しし、2位になった話しでした。副産物的におハイさんの宣伝も叶ったが、逆に悪い印象を与えていなければ良いなと願うばかりね。。
動画チャンネル、1位の企画しか実行しないのかなー。私のアクスタ企画、全然一人でもやる気満々だから許可だけくれないかな。因みに一位になった企画は、会社のVtube作ろうだった。
以上、日本2大オタクがワンツー取った社内プレゼン大会の話しでした。
ジャニオタ、アニオタに倍の差ついて敗北。
アウトドアHiレベルな女 on Instagram: “【ウイルスの無い世界、水中④】 がしかし呼吸は必要。 #ソヤスタグラム #ソヤスタ #アクスタグラム #水中シリーズ”